意外と知らない オーガニックコスメ と ナチュラルコスメ の違い

      2017/03/13

オーガニックコスメに明確な基準はない

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自然に存在する成分で作った化粧品がナチュラルコスメ。その自然成分がつくられる際に農薬の使用などを制限するなどより厳しい基準があるのがオーガニックコスメとされています。しかしながら、現在のところ日本には公的な基準はありません。

実際のところは取り扱っている化粧品会社によって考え方は異なります。例えば、天然成分だけを使った化粧品をナチュラルコスメとする会社もあれば、天然成分を一定量以上使っているだけでナチュラルコスメとする会社もあるなど、その基準はまちまちです。

ヨーロッパにはオーガニックコスメの基準がある

「オーガニックコスメ」についてはヨーロッパを中心にいくつかの認証団体があり、認証を受けた企業または製品だけがオーガニックを表示することができるのが一般的です。しかしその認証基準は各団体でバラバラなのでオーガニック認証を受けたものでもその内容にはバラツキがあります。現在、国際的に統ーした認証基準をISOで作成しようとする動きがあります。

オーガニックコスメの定義は?

化学肥料や農薬を使用しないで栽培した植物をオーガニック(有機栽培)植物と呼んでいます。オーガニックであることを認定する団体が数多く設立されていますが、その認定基準は各団体によって実に様々です。そしてオーガニック植物を原料に使用している化粧品にオーガニック認証を与える団体もあります。

ただし、植物だけでつくられている化粧品は限りなく少ないので「化粧品に使われている原料のうち何%以上が植物であり、その植物原料のうち何%以上がオーガニック植物であること」といった基準が設けられることが多いようです。化粧品のオーガ二ツク認証団体は数多くありますが、有名な団体としては次のようなものがあります。

・ECOCERT (フランス)
· NaTure (EU)
· BDIH (ドイツ)
· ECO Control (ドイツ)

日本でもオーガニックに対する期待の高まりを受けて食品に関して2006年に農水省が有機食品の検査認証制度「有機JAS規格」を制定していますが、化粧品については国としての基準や認証制度はありません。民間の認証団体がいくつか発足しています。

ナチュラルコスメだからといって安全性が高いわけではない

天然成分のすべてが安全というわけではありませんし、合成成分のすべてが肌に良くないというわけでもありません。「ナチュラルコスメ」に公的に明確な基準がないので、どこまで自然なものを自然化粧品と呼ぶのか化粧品メーカーによって定義に多少の違いがあります。

自然・天然をイメージした化粧品は安心・安全な印象がありますが、自然の成分でも肌に刺激やカユミを引き起こす成分は多数あります。肌への安全性は成分の由来が自然かどうかとは関係ないので自然化粧品の方が安全とは一概に言い切れません。

例えば天然原料の中でも、ウルシや唐辛子などのように接触するだけで刺激反応が発生したり、レモン果汁のように光を浴びると肌に悪影響を及ぼす場合があります。もちろん合成成分にも人によっては安全性に問題があるものがあります。

肌に対する安全性は天然か合成かは関係ありません。化粧品に使用する成分はその由来に関わらずひとつずつ安全試験を行ってから使われています。

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